ステップ1 パッケージ情報の記録
味噌を買ったら、まずパッケージを観察してみましょう。
普段何気なく見ている情報の中に、味噌の個性を読み解くヒントが隠れています。
このワークシートは、ただの記録シートではありません。
講座で学ぶ「糀の知識」と組み合わせることで、味噌を「科学的に読み解くツール」に変わります。
「味噌」という文字が現れたのは平安時代初期。「噌」の字は味噌以外には使われない、日本で作られた漢字です。
「噌」には「かまびすしい」=「にぎやか」という意味があり、文字通り解釈すると、味噌は「にぎやかな味を持ったもの」。
甘み、旨み、塩味、香り、コク、酸味……さまざまな要素が複雑に絡み合い、万能調味料と言えるほど何にでも合う。古人がこれを「にぎやか」と見たのは、まさにぴったりの表現なのです。
『味噌』株式会社柴田書店、1999年、p.6
だからこそ、味噌を単純に分類することは難しく、「これが正解」という味噌は存在しません。
実は、スーパーに並ぶ味噌には、作り方も材料も、まったく違うものが並んでいます。
どれが良い・悪いではなく、
「自分が何を選んでいるのか」知ることが大切な第一歩だと私は考えています。
CopyLight 2025 手作りの味噌作り(自家製味噌)、醤油作りの講座・スクール まや発酵教室【兵庫県 西宮・芦屋・尼崎・岡本】